パソコンの開け方
パソコンの掃除をするとき、メモリなどを増設するときなどに、パソコンを開ける必要があります。
普通にドライバーを使えば簡単に開けられますが、注意を怠ると故障の原因となり、修理代や新品購入費が掛かるばかりか、大切なデータを失いかねません。
したがって、正しいパソコンの開け方を理解し、その手順を守る必要があります。
以下に、正しいパソコンの開け方について手順を追って説明するので、ぜひ、参考にしてください。
(1)データのバックアップと電源オフ
どんなに正しい手順でパソコンを開けたとしても、故障するリスクはゼロではありません。
また、不注意で故障してしまう可能性もあります。
したがって、大切なデータを外付けハードディスク(HDD)やCD、DVDなどにバックアップしてください。
バックアップが完了したら、電源をオフにします。
(2)パソコンにつながるコードをすべて抜く
ディスクトップパソコンの場合、コンセントやモニター、マウス、キーボードなどのケーブルが繋がっているはずです。
それらをすべて抜いてください。
(3)パソコン内部に残っている電気を消費する
コンセントに繋がっていたパソコンは、コンセントを抜いた後もしばらく少量の電気が残っています。
この状態でパソコン内部の掃除やパーツ交換などをすると故障の原因となるので、残っている電気を消費しなければなりません。
と言っても方法は簡単で、コンセントを抜いた状態でパソコンのスイッチを押すだけです。
コンセントに繋がっていないにもかかわらず、一瞬ですが起動することが多いと思います。
念には念を入れて、数回スイッチを押し、さらに、パソコン背面にある電源のスイッチも数回「カチカチ」しておきましょう。
(4)安定した場所に置き、外部の掃除をする
ある程度の広さがある安定した場所にパソコン本体を置きます。
ホコリが凄いので、ホコリが舞ってもいい場所にすると良いでしょう。
パソコンの外部もホコリで汚れているので、エアダスターなどでキレイにしてください。
(5)プラスドライバーを用意する
パソコンケースによって開け方が違うので、まずは背面のチェックをします。
その際、プラスのネジで留められていたら、プラスドライバーを用意してください。
無いという方は、ダイソーなどの100均に行くとドライバーセットが売っているので、それを購入すると良いでしょう。
なお、パソコンケースの種類によっては、ドライバーを使わずに簡単に開けることができます。
(6)金属に触れて静電気を逃がす
自分では何も感じなくても、帯電していることがあります。
パソコンは精密機器であり、静電気がマザーボードやメモリーなどのパソコンパーツに飛ぶと故障の原因となりますので、必ず、パソコンケースを開ける直前に金属に触れて放電してください。
一度金属に触れれば、体内の静電気はなくなります。
(7)パソコンケースを開ける
用意したプラスドライバーを使ってパソコンケースを開けます。
内部がホコリで汚れているはずなので、ついでに掃除することをお勧めします。
「パソコン掃除の頻度・道具・やり方は?」を参考にしてください。
(8)パソコンケースを閉じる
パソコン内部の作業が完了したら、フタを閉じ、ネジを留めます。
元通りにコードを繋ぎ、スイッチを入れるとパソコンが起動するはずです。
電源が入らない場合は、パソコンケース背面にある電源スイッチがオフになっている可能性があるので、その確認をしてください。
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