Windowsパソコンのスリープが勝手に起動してしまう原因・直し方
昔のパソコンは起動するのに時間が掛かりました。
私が初めて購入したのは、2000年にリリースされたWindows MeというOSが搭載された富士通のスリムタワー型のデスクトップパソコンでしたが、場合によっては起動に5分以上掛かっていた記憶があります。
あまりに起動しないので、「あれっ、固まったのかな?」と確認すると、HDDのランプがたまに点滅し、起動最中であることが確認できる状態です。
当時は、Windows OSとパソコンの性能が低かったので仕方ありません。
しかし、それ以降、起動スピードは格段にアップし、現在のWindows10はあっという間に起動します。
それでも、作業中や少し席を離れる場合は、メモリーにデータを残して節電モードに入る「スリープ機能」を使い、すぐに復帰できるようにする人は多いことでしょう。
この便利なスリープ機能ですが、勝手に起動してしまう場合があるのです。
その原因と直し方について説明いたします。
Windowsパソコンのスリープが勝手に起動してしまう原因
購入したばかりのパソコンは、キーボードやマウスを動かさない限り、スリープ機能が勝手に解除されることはありません。
ただし、次の場合は、スリープ機能が勝手に解除される可能性があります。
この場合は、設定を確認し、もう一度、スリープ機能が時間で解除されないように設定し直す必要があります。
私自身、1回だけですが経験があります。ある日突然、日が変わる0時あたりで勝手にスリープ機能が解除されるようになりました。この場合は、スリープ機能の設定をし直す必要があります。
パソコンの電源をとっているコンセントよりも前で、ドライヤーやコタツなど消費電力が高い家電を使用すると、パソコンのスリープ機能が勝手に解除されることがあります。絶対に解除されるわけではありませんが、経験上、たまに解除されるのは間違いありません。おそらく、キーボードやマウスを触った時と同じように、電力や電圧の変化が生じるからでしょう。コンセントの劣化も考えられます。この場合、同じルートのコンセントで他の家電をON・OFFしない以外の解決法はありません。
原因は、上記3つのいずれかであることが多いです。
Windowsパソコンのスリープが勝手に起動しないようにする設定・直し方
Windowsパソコンのスリープが勝手に解除されないようにするには、次の手順で設定を変える必要があります。
- デスクトップ画面、左下の「スタート」をクリック
- 「設定」をクリック
- 「システム」をクリック
- 左メニューの「電源とスリープ」をクリック
- 右メニューの「電源の追加設定」をクリック
- 『電源オプション』のウィンドウが開くので、「お気に入りのプラン」「バランス(推奨)」にある「プラン設定の変更」をクリック
- 『プラン設定の編集』のウィンドウが開くので、「詳細な電源設定の変更(C)」をクリック
- 『電源オプション』のウィンドウが開くので、「スリープ」「スリープ解除タイマーの許可」と進み、設定を「無効」にする
- 「OK」ボタンをクリックし、他のウィンドウも閉じる
以上の手順で、キーボードやマウスに触らない限り、パソコンのスリープ機能が勝手に解除されることはないでしょう。
悩んでいる方は、ぜひ、参考にしてください。
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